薬売りの少年・一橋葉牙助（いちはしはがすけ）は、江戸周辺の里に、兄の薬を売りに行脚していた。江戸への帰り道、「影虎」という辻斬りが出ると噂になっていた。不安になった葉牙助は、出茶屋にいた侍姿の少年に、自分の護衛になってほしいと声をかける。だが、少年は「俺がその影虎だ」と告げ、去ってしまい……。
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