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「生きてやる、何が何でも生きてやる。たとえ泥を喰ってでも……!!」旧家・胡桃沢家の三女として生まれた瞳子は「世の中の流れをその瞳でしっかりと生きて欲しい」という父の願いをこめた名前の通り、世の男尊女卑的な考えの下に強いられた女性の生き方に疑問を持っていた。しかし瞳子は意にそぐわぬ見合いを無理やり勧められ、資産家・各務家に嫁ぐ事となる。シスコン気味な義妹・和音に忌み嫌われながらも義父母とともに何とか各務家で生きようと決心する瞳子だったが、そんなところに東京大空襲が……。昭和の始まりから第二次世界大戦、戦後復興期の混沌の世を強く逞しく生き抜いた女性達の人生を描いたヒューマンドラマコミック!
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緋の稜線【合本版】 12
追記 読み終わってみて、結局瞳子は「各務の嫁」という枠から一歩も踏み出さない人生だったんだなと思うと、何か虚しいなと。 あの夫と離婚して、自分も事業を立ち上げて、元夫と仕事で張り合うぐらいの展開だったらよかったのになと思います。とにかく嫁に行った家と家業を守るに終始したのが、残念。
投稿者:akatsuki