ムロタニ・ツネ象先生を偲んで

2021年11月22日に87歳で逝去された、漫画家のムロタニ・ツネ象先生を偲び、マンガ図書館Zで配信中の作品を改めてご紹介します。
マンガ図書館Zでは、2016年7月から現在までに「わんぱくター坊」をはじめとする11作品を配信させていただいております。
ぜひ、ムロタニ・ツネ象先生の世界をお楽しみください。読んでみると新しい発見が必ずあるはずです。

作品紹介

略歴

ムロタニ・ツネ象(むろたに つねぞう/本名:室谷常蔵)
1934年9月9日大阪府生まれ。マンガ家。
1953年『毎日中学生新聞』掲載の「日本歴史漫歩」でデビューしてから半世紀あまり、ギャグマンガ・ホラーマンガ・学習マンガと多彩なジャンルで活躍し、後進に多大な影響を与えた。
2021年11月22日、87歳で逝去。

母方の実家がある佐賀県唐津市に戦時疎開で転居し、戦後も唐津で育つ。
中学・高校在学中から『まんが新九州』(新九州新聞社)や『毎日中学生新聞』(毎日新聞社)の投稿・コンテストで掲載多数。
『毎日中学生新聞』のコンテストでは3年連続で金賞に入選した。唐津高等学校卒業後は毎日新聞西部本社(福岡県北九州市)に勤務し、上述のデビュー作をはじめ、紙面で学習マンガを手がける。

50年代の終わりごろに上京し、阿佐ヶ谷美術学園で学ぶと共に、少年マンガ誌にも進出。
『冒険王』で「ピカドンくん」(58~63年)、『まんが王』で「わんぱくター坊」(59~62年)など、複数の月刊少年誌でギャグマンガの連載を持つ売れっ子作家となった。
週刊少年誌では、『週刊少年サンデー』連載の「ビリビリビート」(66年)と「ドクター・ツルリ」(67~68年)が相次いでテレビアニメ(それぞれ「かみなり坊やピッカリ・ビー」「ファイトだ!!ピュー太※1」と改題)になったほか、67年に生み出した「地獄くん」(『週刊少年サンデー』など)でホラーマンガの新境地を開拓。60年代後半の妖怪ブームの中でもひときわ異彩を放つ「トラウママンガ」として永く読み継がれている。

70年代以降は子供向け学習マンガの描き下ろし単行本を主軸に活躍し、『学研まんが人物日本史』(78年『聖徳太子』他)や『学研まんが 世界の歴史』(92~95年、全15巻)など、偉人伝・歴史読み物を中心にロングセラー作品を多数残している。※2

※1「ファイトだ!!ピュー太」のDVDが発売された2005年に、下記サイトで5回にわたって特集が組まれていました。
『ファイトだ!!ピュー太』作戦本部(WEBアニメスタイル)

※2ムロタニ・ツネ象先生ご出演のeBook TVの番組を下記のITmedia の記事からご覧いただけます。2012年11月30日放送、ムロタニ先生のコーナーは後半です。
【番組告知】すべての歴史好きに贈る、ムロタニツネ象&館尾 冽 夢の対談――eBook TV第5回(ITmedia)

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