ネタバレ
いつもの小池一夫のサムライモノです。
7巻後半までは。
そこから刑の本当の、非常にスマートな『世直しの旅』が始まります。
後半の展開自体は様々な創作では見るものの、
積み上げられた刑の物語からなるこの展開が非常に素晴らしく、鮮やかに映ります。
物語前半も見る価値あり!月影氏の描き込み!海がすげぇ!
- 投稿日:2022.11.09
漫画が無料で読み放題!マンガ図書館Z
時は天明の大飢饉――凶作に苦しむ農民たちはただ同然で娘を人買いに売り、飢餓に苦しむ者たちは死者までを食らったといわれる暗黒の時代に、自らを「過去を葬り今日を流れる葬流者(ソールジャー)」と名乗る流れ者の剣客がいた…。旅の途中、伊勢の近くの瀬田川で川に流された女を助けたことから、そのおきみという女と、女衒の源次と知り合った「葬流者」こと刑(おさか)波之進。源次は、遊郭におきみを売って金を受け取ってはその直後に足抜けさせ、また別の遊郭に売っては足抜けを繰り返し金を稼いでいた。ただの女衒と売られた女の関係に見えたふたりだが、その身の上には余人には語れない飢饉の悲惨な現実があった…。そして荒涼とした世を流れるままに剣を振るう波之進にも追っ手が迫っていた――。小池一夫、ケン月影のコンビによる、ハード時代劇!
もっと見る全2件